日本人が海外旅行に行く時にきをつけなくてはいけないこと、それはスリです。
さまざまな手法があり、驚くほどの技術でお財布やスマホ、パスポートを持ち去られます。治安のいい国から来た日本人は格好のカモです。
旅行に行く予定のあることは必ずといっていいほど聞くと思うので「耳にタコだよー」と思うかもしれませんが、
知っていても盗られます。本当に盗られるんです。笑っちゃいます。
特にスリに人気(?)なのがスマートフォン。地図を見たり翻訳アプリを使ったり、出し入れしやすい場所にしまいがちですが気づいた時には魔法のようになくなります。
大切なものを盗まれないために、スリの多い地域や対策をご紹介します。
最もスリに気をつけるべき旅行先はヨーロッパ
スリが多いのは観光客が多く、人混みができやすい都市部や公共交通機関の中です。
スリの多い都市ランキングでは、ワースト10位のうち8カ国がヨーロッパ。これは 移民を受け入れる体質であることと、複雑な歴史の事情があるのですがここではひとまず置いておきましょう。
ランキング | スリの多い都市 |
---|---|
1位 | バルセロナ(スペイン) |
2位 | ローマ(イタリア) |
3位 | プラハ(チェコ) |
4位 | マドリッド(スペイン) |
5位 | パリ(フランス) |
6位 | フィレンツェ(イタリア) |
7位 | ブエノスアイレス(アルゼンチン) |
8位 | アムステルダム(オランダ) |
9位 | アテネ(ギリシア) |
10位 | ハノイ(ベトナム) |
ちなみに私が滞在していたマルタはヨーロッパの中でもべらぼうに治安が良く、正直に言うと東京にいる時と変わらないスタイルで生活できました。
留学で各国から集まってきた子たちも皆同じ感覚で、マルタではみんなのびのびと生活していました。
しかし連休を利用して近隣のヨーロッパ諸国にプチ旅行に行った友人たちは、ほぼ全員スられて帰ってきたのです笑
マルタの治安が良すぎで油断してしまっていたんですね。
私は幸いにもストックホルムなど比較的治安のいい場所を旅行先に選んだこともありスリ被害には遭わずに済みました。
\ちなみにストックホルム旅行記はこちら!/
スリに狙われるものは?
一番に狙われるのはやはり現金の入ったお財布です。
しかし最近では転売して現金化しやすいスマートフォンも狙われます。
スマホは写真を撮ったり地図を見たり翻訳したりと出し入れが盛んなため、カバンの外側のポケットやコートに入れてしまうことが多いですよね。
スリはしっかり見ていますので、あっという間に持っていかれます。さらに手や洋服で隠しやすいサイズであるのも被害が増える原因になっていると思います。
スられないのが一番ですが、旅行前は携帯のバックアップを取るための設定を必ずしておきましょう。写真やスマホ内のデータが守られていれば、本体は盗まれてもかなり心が救われます。
海外のスリ対策5選
それではここから具体的な海外のスリ対策をご紹介していきます。この5つを厳守すればスリに合うリスクを最小限に抑えることができるでしょう。
それでも一瞬のスキをついてくるのがスリです。気をつけましょう。
【海外のスリ対策1】貴重品は肌身離さず持つ
パスポートや大きな現金は、肌身離さず持ち歩きましょう。
旅行中は首から下げるタイプのポーチに入れておくのが一番安全です。女性で、首元にポーチのストラップが見えてしまうのが嫌だな、という方はベルトに通してズボンの中にしまえるタイプのものもあります。
【海外のスリ対策2】カバンとお財布は安いものをつかう
せっかくの海外でおしゃれしたい!という気持ちはわかりますが、ブランドもののバッグやお財布をおもつのはおすすめしません。
「私観光客です!!お金あります!!」とスリにアピールしているようなものです。旅行中はなるべくシンプルなバッグ(口が閉まるもの)と、シンプルなお財布を用意しましょう。
お財布の中にはクレジットカードと少額のお金のみを入れておきましょう。
ちなみに私は最小限のお金を小さな巾着袋にいれて持ち歩いていました。日本人の友達に「パズーか」って言われたなあ…笑
【海外のスリ対策3】貴重品や現金は分散させて持つ
クレジットカードが主流にはなってきていますが、チップの支払いなどで未だに現金が必要になることもあります。貴重品や現金は分散させて持つようにしましょう。
1日で使いそうな金額を2つのお財布に入れて分けて持つのがおすすめです。どちらかがスられても半分は守ることができます。
また家族旅行などみんなで海外に行く場合もパスポートや現金は誰か一人がまとめるのではなく、必ずそれぞれで持ちましょう。
全員分まとめてパスポートをスられたら一生引きずります。
リスクはできるだけ分散させましょう。
【海外のスリ対策4】海外旅行保険に入っておく
万が一スリに遭ってしまっても、海外旅行保険に入っていて『携行品補償』が付いている場合は盗難やスリにあった場合の補償を受けることができます。
クレジットカードにも付帯されているものがあるので、自分のカードの保険項目をチェックしておきましょう。
【海外のスリ対策5】道で話しかけてくる人には注意
道を歩いていたりカフェに座っていると、突然話しかけてくる人がいます。会話で注意をひかせている間に別の人物が後ろからスリ行為を働く、いわばチームプレーのスリグループです。
話しかけられても基本的には言葉がわからないと言って無視してOKです。
その際は、カバンの口部分を手でしっかり握って、後ろから開けられないか警戒しましょう。
「あなたのやってること、わかってますよ」というオーラを出すことが大切です。
携帯をポケットにしまったりテーブルに置いていないかを確認して素早くカバンにしまうのもお忘れなく。
まとめ
今回は海外のスリに狙われないための注意事項をご紹介しました。世界的に見ても治安が良く、スリに対する耐性のない日本人は格好の餌食です。
現金ならまだ諦めはつくものの、旅行中に撮った写真がたくさん入っているスマホを取られたら立ち直れません…!
そんな悲しい出来事を防ぐため、警戒心を持つのが一番のスリ対策になりますよ。
しかしせっかくの旅行ですから、スリに怯えてばかりではなく楽しみたいですよね。次回はスリ対策のおすすめグッズをご紹介します♪
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