社会人留学を考えているあなたへ

留学してみたいけど、年齢的に、社会的に、とブレーキがかかっている方へ私から一言。

「行ってください」

30を超えて社会人を経験し、仕事忙しいしな…家族もいるしな…と迷っている方も多いと思います。

そんななか、でもやっぱり行きたい！と思って自分のお金でいく留学は格別ですよ。すべてが刺激的で、すべてを吸収しようとします。ある程度日本の常識に染まってしまった自分を強制的にぶっ壊すこともできます。

バスで目的地につけただけで「できた！」
買い物できただけで「やった！」

日本ではくイヤホンで音楽を聴きながら思考停止でできる作業も、外国に行けば一つ一つが冒険になります。こういったちいさな成功体験を毎日感じることができるのも新鮮です。今日は社会人留学のメリットをご紹介します。

社会人留学で感じたメリット３選

ここからは32歳の私が実際に留学した際に感じた社会人留学のメリットを３つご紹介します。ちなみに高校時代も留学経験があるので、そちらと比較しながらご説明します。

メリット１：自分で留学費用を出すので全て吸収しようとする

わたしは高校時代アメリカに留学していました。今思い出してみると生活や授業に対してとても受動的だった気がします。理由を私なりに考えてみた結果「親のお金で行かせてもらってたからではないか」と思いました。

実際に留学してみるとわかるのですが、下のような理由でだんだんと授業に来なくなる脱落者が増えていきます。

• マルタな夜遊び（クラブなど）が多いので、夜更かししすぎて朝起きれなう
• 旅費がやすい平日に学校をやすんで旅行にいく

自分でお金を出している社会人留学の場合は「授業に出ないなんてもったいない！」という気持ちが生まれますよね。自然と１秒でも無駄にしない！という気持ちが生まれます。授業にも積極的に参加できますし、アクティビティに参加したり、とても充実した留学生活をすごすことができますよ。

メリット２：視野がめちゃくちゃ広がる

社会人を経験した上で留学にいくと、視野がめちゃくちゃ広がります。高校生で留学したときは、良い意味でまだ人生経験がないので柔軟に海外の環境を受け入れることができました。しかし日本のルールにしっかり染まってしまっている30代以上の私たちにとって、海外生活のカルチャーショックはとても大きく刺激的なものです。

仕事に忙殺されていた私は、頭の中の霧が晴れるような感覚になりました。

子供を母国に置いて留学してきた40代のブラジル人ママ、小学校の先生をやめて留学に来た50代のロシア女性、CAになるために英語を学びにきたチェコの30代女性など、想像以上にたくさんの理由を持った人たちと友達になれました。留学に来なかったら絶対に接点のなさそうな人たちが、自分の中に根付いている常識をぶち壊してくれます。

メリット３：ある程度お金に余裕があれば好きなことを楽しめる

学生留学と違う点は、学校以外での生活にも現れます。少し遠くの地域まで旅行に行ってみたり、名物の美味しいものを食べてみたり。すこし課金すれば得られる経験はさらに倍増します。アパートの環境もお金を払えばランクアップさせることができます。ホテルのような住みやすいアパートなら、シェアが苦手な方でも快適に過ごすことができますよ。

社会人留学で感じたデメリット

社会人だから、というデメリットは特に感じませんでした。

ルームシェアのメンバーが若すぎたらしんどいかも…と思いましたが、わたしが利用したESEはある程度年齢と性別を配慮した振り分けになっているようでした。ちなみに私の部屋は全て女性で、30代後半の韓国人、40代のトルコ人、20代半ばのオランダ人、30代前半の私、というメンバーでした。

あとびっくりしたことといえば、欧米のクラスメイトのディスカッション力の強さでしょうか。先生が話してても違うと思ったらカットイン！クラスメイトが話してても疑問があったらカットイン！大人も子供もカットインしてきます。最初はこれに圧倒されてほとんど発言できませんでした。

まとめ

留学すると、学校でも生活でもとにかく24時間異文化に揉まれます。社会人になってからのこの経験は間違いなく貴重なものです。

私は学校に慣れて授業中に質問ができるようになったのは２週間経った頃かなと思います。なので可能であれば３ヶ月ほど滞在するのがおすすめです。しかし時間が取れず迷っている方は、１週間だけでもでぜひ行ってみてください。帰国後の自分の表情は、少し変わっているかもしれませんよ。